【雑談】学生スケーターに必要なこと
不定期更新なのに「また明日。」って締めくくるのは詐欺だなぁと自覚しているカジタです。何時でも「おはようございます。」って挨拶する感覚なので許してほしいです。
さて。
今回のテーマは「学生スケーターに必要なこと」です。(僕が「ブログ始めましたドッキリ」をした時のタイトルですね)
まぁ、まず、そもそも「学生スケーター」ってなんだよ!ってツッコミが聞こえてきそうなので、僕なりの学生スケーターの定義をお話ししますね。
一般に「学生スケーター」と言うと、大学の部活に所属している(クラブチームでない)フィギュアスケーターを指すと思うのですが、僕としては「大学生の頭脳で考えながら、フィギュアスケートの上達を目指す者」と定義したいと思います。
ちょっと分かりにくいと思うので、解説すると、学生スケーターは、クラブでの活動をメインに行うスケーターと異なり、自分が考えたメニューで練習に取り組むという点に大きな特徴があるということです。
つまり、プレイヤーだけでなくコーチの側面も持つということです。
じゃあ、本題に戻して「学生スケーターに必要なこと」を考えると、それは
自分自身を対象にコーチングすること
もっと具体的に言うと、自分の技術を客観的に分析・言語化して理想に近づくように練習メニュー・注意する点を考えることが必要になります。
自分の技術を客観的に分析・言語化する
このフェーズで大事なことは言語化だと思います。上手い人と下手に見える人の違いを考えると、それは、体の使い方に対する理解の解像度の違いだと思います。
具体例で説明します。
手を前に出す振り付けがあったとします。
下手に見える人:手を前に出す
上手い人:まず肘を出す。手を出す。指を広げてアクセントを出す。
もっと上手い人:目線を下げながら、肘を出す。手を出しながら、目線を上げていく。この時肘を出すスピードから加速するように気をつける。中指が遠くに向くように指を広げる。指の先に目線を留めることでアクセントを出す。
このように、解像度(同じ動作での情報量)が高くなるほど表現に深みが出たり、技の質が向上したりします。そして、この解像度を上げるためには言語化して、情報を整理することが大切だと思います。
ただ、「俺は感覚派だから、ごちゃごちゃ考えるのは合ってない」と思う方がいると思います。僕も感覚派=天才型という中二病的発想があり、言語化を放棄した時期がありましたが、言語化は自分以外の人とシェア出来るというメリットもあるので、是非してみてください。(普通に、上達速度が上がると思うよ。)
理想に近づくように練習メニュー・注意する点を考える
多くの場合、大学のフィギュアスケート部にコーチはいません。そして、以下の記事でも書きましたが、初級から4級という層への指導者は、あまりいないと思います。
figureskate-kjt.hatenablog.com
そのため、練習メニューを自分で考える必要があります。
そして、練習メニューを考える上で大事なことは、理想と現状の差を把握することだと思います。
そもそも練習とは、理想と現状の差を埋めるために行うものであり、明確なゴール(理想の姿)が無いと、どんな有効な練習も意味がないと思います。
そこで
・自分がどうなりたいか
・現状の自分にはどんな技術があるか
・理想の姿に近づくには、どんな練習をするべきか
・自分に合った練習方法は何があるか
を具体的に考える必要があると思います。
・・・
少し長くなりましたが、今回は、学生スケーターはコーチとしての側面があるので、それを自覚して、自分自身を対象にコーチングをする必要があるというお話でした。
それでは、”また明日”。