【雑談】 フィギュアスケーターがヤバイTシャツ屋さんから学んだこと
おはようございます。
会話の中で、野菜ジュースのことを“飲める薬”と冠したのですが、「あれ?薬って飲む物じゃん!」とすぐに気付いたカジタです。
勢いで皆んな納得してたので、会話は勢いと流れが全てだと確信しました。
さて。
前回の技術的な内容から、今回は色を変えて、先日、初めて行ったバンドのライブで感じたことについて書きたいと思います。
「やばいTシャツ屋さん」という名前のバンドで“盛り上がってウェーイ”みたいなライブ自体初めてだったので、色々と衝撃を受けました。
前提として、僕は、有名な曲は知ってるよ!くらいのにわかファンです。
しかし、ライブが始まり、気付けば飛び跳ね、腕を高く突き上げながら、観客の皆さんと熱狂していました。
その時、初めて見た曲でさえ、熱狂を感じさせるライブの演出って凄いなぁと感動する一方で、何でこんなに夢中になれるのかを少し考えてみました。
その答えとして、「五感への刺激」と「観客の力を使ってる」があるのかなぁと思っています。
1.五感への刺激
僕は以前に違うバンドのライブに行ったことがあるのですが、そこでは軽く手を上に突き出すくらいの盛り上がりしかありませんでした。
ライブという形式上、音楽と演奏によって聴覚、視覚への刺激があります。
そのため、
「好きな曲を生で聴けた」
「好きなアーティストを生で見れた」
という興奮を味わうことが出来ます。
しかし、今回のライブでは、知らない曲でも盛り上がるポイントが分かり、全ての曲で心の底から楽しむことが出来ました。
それには、照明と熱気という2つの要因によって、視覚と触覚にも刺激があったからなのかなと思いました。
1-1.照明よって、盛り上がるポイントを作る
具体的な例を挙げると以下のようなライティングがありました。
Aメロ–曲全体の雰囲気に合った色
Bメロ–色を変えて、サビに入るまでに点滅の間隔を短くする
サビ–曲に合った色で激しく点滅
このように、
・サビで曲に合う色を全面に使う
・色を何度も点滅させて、眼に刺激を送る
ことが、サビで「この曲を待ってました!!!!」みたいな盛り上がりを作り、曲の一体感を作り上げるような気がします。
1-2.熱気による刺激
ライブは4曲くらいやってMC(ちょっと休憩しながら喋るやつ)を繰り返すという構成でした。大体、最初にしっとり目の曲→盛り上がる曲という順番で、盛り上がる曲になると、人目も気にせず盛り上がれます。
ここには、観客の体温の上昇も関わってくるのかなと思いました。
しっとり目の曲でウォーミングアップをして、盛り上がる曲で踊れば自然と体温も上がり、興奮状態に入ると思います。
考え過ぎかもしれませんが、Cメロのギターソロとかで中央に集まり演奏してから、大サビで一斉に散って、観客を盛り上げに行くというスタイルは、視線の移動を強制的に作ることで観客の体を動かさせる狙いがあるのではないかと思いました。
1-3.盛り上がるプログラムを作るには
では、これをフィギュアスケートにどう生かすかを考えてみました。
その答えとして、
・プログラムのサビの前にスピンなどをしてリンクの一点で縮こまる。
・プログラムのサビでは、コレオシークエンスやストレートステップをしてリンクを大きく使う。
・ステップはジャッジの目の前を通る
という3つが思いつきました。
(よくある構成ってことですね。。)
詳しく解説します。
フィギュアスケートにおける照明とは衣装の色と光の反射だと思います。
それが、サビ前で一点に止まり、ステップで動きながら目の前に近づくことで、視界を占める衣装の色の割合が上がっていきます。
そうすることで、ライブでの照明と同じ効果が出るのではないかと思いました。
また、一点に止まってから大きく移動することは、ギターソロから大サビに行く流れと同じなのかなぁと思いました。
・・・
長くなってしまったので、2つ目の「観客の力を使う」については明日書きます。
それでは、また明日。