【練習方法】初めて氷に乗る初心者がやる練習って何?
毎日のように4時間くらい皿洗いのバイトをしているため、皿を洗うスピードが爆上がりしているカジタです。もはや「速い」というより「美しい」という境地まで達している気がします。
さて。
また久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません。
今回は、「初めて氷に立った時は、何を目標に練習したら良いの?」という疑問に答えていきたいと思います。
はじめに僕の答えを言うと、「ストロークを出来るようにする」か「スネークを出来るようにする」の2択があると思います。
この2つ練習をオススメする理由を説明します。
まず前提として、今回初めて氷に立った人は、これからフィギュアスケートを習慣的に続けていく(ゆくゆくはジャンプやスピンもやってみたいなぁ)くらいの熱量を想像しています。
知識的な話をすると、初級バッジテストの内容は
・コンパル
・クロス
です。
そのため、これを中期的な目標として考えた時に、練習メニューは、
ペンギン歩き(まずは氷の上で前に進む)
①
→ひょうたん(インサイドで押す)
→スネーク(アウトサイドエッジに乗る)
②
→両足滑走(重心の位置を確認する)
→片足滑走(片足で耐えられるようにする)
①でアウトサイドに慣れ、②で片足で耐えれるようになる。
→コンパルの練習
スネーク(アウトサイドで押す練習)
→クロスの1の足(円上にアウトで押す)
→クロス(外側の足で内側の足をまたぐ)
という具合に組み立てて行くのが王道かなと思います。
※ここにバッジテストには関係のないランジやスイングロール、クロスロールなどの技も平行して練習をします。
ランジならかかとに重心を乗せ続ける練習、スイングロールならアウトエッジで耐える練習、クロスロールならクロスの2の足で押す練習になっていくイメージなので、必要な補助的練習だと思います。
以上の中期的な練習の全体像を考えた時に、一日で取り組む量として、
①ストロークをゴールとして、片足で滑走出来るようにする
もしくは、
②アウトサイドにエッジを倒すことをゴールとして、スネークやひょうたんを出来るようにする
という2つが適正な量なのかなと思います。
明確な目標設定は自分のモチベーション維持に役立つと思うので、参考にしてみてください。
明日は、それぞれの練習内容について書きたいと思います。
・・・
それでは、また明日。
【メモ】 11/6基礎練 コンパルは原点にして頂点
大阪から名古屋に帰る電車で寝過ごして、気付いたら奈良にいたことのあるカジタです。片道6時間かかりました。
さて。
本日は貸切で、シックスステップについて学びを得たので、備忘録がてら共有したいと思います。
端的に言うと、シックスステップの3歩目のRBIの上体は、左腕が前、右腕が後ろに伸び、円に対して外側に体を捻ると良いということです。
これは、コンパルをイメージすると分かりやすいのですが、BIのコンパルの初めは体を上記のように捻ります。そのことから分かるように、BIの一歩目は円クロスとは逆向きに体を捻ることで上手くBIに乗ることが出来るようです。
今回のこの学びを得た時、昔、7級の先輩に片足スネークを教わった際に、「コンパルで乗る位置で体重をかける」とアドバイスを頂いたことを思い出しました。その先輩も言っていたのですが、“コンパルは原点にして頂点である”は正しいのかなと思いました。
ステップを練習していて、
「どうやったら安定するか」
「どの上体が正しいか」
を考える時、コンパルでどうやっていたのかなという視点を持つと答えに近づくのかなと思いました。
・・・
ブログなら書き出せるのに、卒論を書き出そうと思わないのは何故でしょう。この問いの答えもコンパルにあるような気がしました。
それでは、また明日。
【雑談】フィギュアスケートの服装〜どんなジャージが最適か〜
おはようございます。
朝マックのソーセージマフィンが110円に値上がりしていたことに驚きの隠さないカジタです。
ソーセージマフィンのことを「100円で買える最高の幸せ」と呼んでいたので、新しい二つ名を考えなきゃいけなくなりました。
さて。
今回は、少し練習方法から離れてフィギュアスケートの際に着用するジャージについて書こうと思います。
とはいえ、僕はファッションの類にほとんど興味のない人間なので、機能面の話が多くなることをお許しください。
1.フードは無い方が良い
これは文字通りフード付きでないジャージを買うべきだと思います。理由としては「邪魔になるから」の一言に尽きます。
ジャンプで首に絡まる。スピンで顔に覆い被さり前が見えない。コンパルをしてても何か後ろに重心が取られるようで落ち着きませんでした。
(とはいえ、ガチで練習しない時は防寒のためにパーカーを着ます。)
あんまり気にならないよー。という方は良いと思いますが、フィギュアスケートはメンタルスポーツだと思うので少しでも気にする場合はやめた方が賢明だと思います。
2.防寒力の強いものを!
これは、この記事を書こうと思ったきっかけになった事件なのですが、先日、寒くなってきたので冬用のジャージを着て練習したところ、思ってる6.4倍くらい練習に集中できました。(当社比)
まぁ、当たり前といえばそこまでですが、体温が低い状態だと体のパフォーマンスが悪くなります。「軽く薄いジャージのが、持ち運び楽じゃん」という考え方は捨てて、少し暑いかな?くらいのジャージを着ることってけっこう大事だと思います。
僕は、四年目にして初めて気付きました。
個人的には「少し汗ばむかなぁ」くらいよ暖かさだと練習に集中出来ました。参考までに。。
3.自信の持てるデザインを
なんだかんだと言ってきましたが、結局は自分のお気に入りのデザインのジャージが1番良いのかなと思います。理由はテンションが上がって自信がつくことにより、姿勢が良くなるからです。
フィギュアスケートは競技の性質上、練習の際にアクリルの壁などに映る自分を見て姿勢の確認をすることが多いです。そのため、自分の姿を何度も見るのですが、その時に自分のカッコいい姿が見えるとテンションが上がります。
「あぁ、やっぱこれ、カッコいいわぁ。もっと姿勢よく滑ったら最強じゃん。。」という具合に、お気に入りのジャージのおかげで自分の姿勢を正すことが何度かありました。
(個人的には、白を基調としてアクセントに赤のあるジャージは日本代表になった気分になるので超オススメです。僕も2年生の全日インカレ前に、周りに舐められないようにと買いました。完全にイキってました。。。)
・・・
ということで、あまりファッションに興味のない僕の雑なジャージ論をお読み頂きありがとうございました。
それでは、また明日。
【メモ】バックスピンからフォアスピンへの足換え 10/8
大学に入るまでYouTubeをよく見る人に「ユーチューバー」という呼称が付いていると思っていたカジタです。この定義で行くと僕はもう立派なYouTuberだと言えます。
さて。今回も忘れないうちに今日の練習のメモを書いときましょう。
目的
試合で主な得点源となるスピンを綺麗に回ろう
内容
コンビネーションスピン(バックキャメル→バックスクラッチ→ファタシット→アップライト)を先輩に見てもらった
気づき
バックからフォアへの足換えの際に、FLOに乗ってから入っていたが、それだと横方向への力が発生しトラベリングする。そこでG O Eを上げるために、足換えをその場でコンパクトに行う必要がある。(先輩曰く、理想の足換えは雅ちゃんらしい)
具体的な解決策として、足換えの時は、その場でトーをかけて直接BLIに乗る。その際、一瞬、RFOのスネークで蹴り直し、膝をしっかり伸ばしてから、入ると回転スピードが上がる。
(先輩のお手本を見る限り、実際には直接BLIに入るのでなく、一瞬FLOに乗っていた。でも、それは右足のフォアスネークで押し直すために、入っちゃってる感じで体重は乗せてないようだった。)
改善
普段と異なるエントリーだが、3日も練習すれば慣れると言っていたので、西インカレまで意識して練習を続ける。
内容
フライングキャメルの回転速度を上げるように、以下を試してみる。
エントリーの速度を上げる
飛び上がる位置を変える
腕の使い方を変える
気づき
先輩曰く、エントリーは及第点で、着氷後に背中とお尻を締めていないから回転速度が上がらないらしい。実際やってみたらアラ不思議、筋肉に力を入れるだけで回転速度が上昇した。それと、フライングに慣れてしまっていて飛びすぎているらしく、低めに飛んでみたらアラ不思議、また速度が上がった。
改善
次回から着氷後に背中とお尻の筋肉を意識して姿勢を維持する。先輩の助言を積極的に取り入れて練習する。
・・・
今日はジャンプも調子が良く、上機嫌な練習でした。(自分へのご褒美に鳥貴族で一杯飲んだのはここだけの話です。)
それでは、また明日。
【メモ】バックキャメルが乱れた時 10/4
最近、ヒプノシスマイクにどハマりしているカジタです。名古屋ディビジョンにはフィギュアスケーターが出ると思っていたのでショックが隠せません。。
さて。
随分前に始めたっきり継続していなかった【メモ】シリーズです。これは僕のスケートノートの内容を書いてるだけの散らかった文章なので悪しからず。
10/4 12:00〜16:00
目的
迫り来る西インカレで、一点でも多く点を取れるようにする。
内容
氷に乗ったら6練のように滑り、すぐにプログラムのコースで滑る
気づき
バックキャメルが入らないので、6練でフォアキャメルを練習した。元々フォアキャメルも得意なのでプログラム中にも入った。
次に向けて
6練で調子が悪かったら、代わりのもの練習して本番に組み込めるようになっていた。(さすが四年生)ただ、フォアキャメルだとレベル取れないので、出来ればバックキャメルやりたい。
目的
バックキャメルが崩れた時に立て直す方法を知る
内容
後輩のバックキャメル出来る子に、普段気をつけている部分を聞きながら、バックキャメルのエントリーを修正する。
気づき
バックキャメルに入れない原因を「エントリー前に体を倒しすぎる」だと思っていたが、後輩のエントリーは自分より体を倒して入っていた。観察したところ、恐らく「エントリー前に左足が右足を追えていない」ところに原因がるのだろう。後輩は「フォアインが短い」と教えてくれたが、僕の場合「フリーレッグがトレースから外れる」→「フォアインで長時間耐えれない」という因果関係な気がする。
次に向けて
バックキャメルのエントリーが崩れたら、左足の位置に注意して調整をしてみよう
・・・
個人的にスケートノートの練習内容メモはPDCAの4段階を意識してるのですが、何がCで何がAなのか分かんなくなります。誰か助けて。
それでは、また明日。
【練習方法】スケーティングを伸ばしたいならアイスダンスしようぜ!
好きな動物は?という質問に「人間!」と答えてしまうサイコパスことカジタです。人と話してるのが至高の時間だと思ってるのでお許しください。
さて。
先日のバッチテストにてブロンズというアイスダンスの級を落としてしまい悲しみに暮れているので、今回は僕の考えるアイスダンスをすることのメリットについて書こうと思います。
1.スケーティングを知ることが出来る
さて。ここで少し、自分の話をすると、僕は大学1年の冬から少しずつアイスダンスをしています。
そして、僕がアイスダンスを始めたきっかけとなったのが、先輩に「アイスダンスをするとスケーティングの伸びがよくなる」と言われたからです。
これは多くの方が同意してくれると思うのですが、『アイスダンスをすることでスケーティングが上達する』は間違いありません。
僕なりに考える理由は3つあって、
1つは「アイスダンスのスケーティングには正解がある」からだと思います。
アイスダンスにはパターンダンスとフリーダンスの二種類があり、始めのうちはパターンダンスをひたすら練習します。このパターンダンスは足の運びや、コース、リズム全てが決められており、ショートカットをするなどの誤魔化しが出来ません。
個人的にはここがアイスダンスの一番の特徴だと思うのですが、正解があるため、自分の出来てない部分が顕著に分かります。
「スイングロールが伸びていない。」
「最後までカーブに乗れていない。」
シングルだと自分の得意な技ばかりで構成できたり、「こういう表現だから」と誤魔化せるものもアイスダンスだと隠すことが出来ません。
そして、自分の欠点を理解することで、自分のスケーティング強化へと繋がっていくと思います。
2つ目は「パートナーがいる」ことです。
アイスダンスでは基本的にパートナーと上体を密着させて滑ります。そのため、上体をテキトーに操作することが出来なくなります。足の運びだけでなく上体まで制限されてしまうなんてスゴイですよね。
しかし、そのおかげで、正しい上体の使い方を体得し、本当の意味で「エッジに乗る」という言葉を理解できるようになると思います。
3つ目は「スケーティングにかける練習時間が増える」ことです。
これは凄く単純な話なのですが、アイスダンスはジャンプやスピンを行いません。そのため、アイスダンスの練習≒スケーティングのみの練習になるため、練習におけるスケーティングにかける割合が増えます。
また、パートナーと予定を合わせて練習をするため、「ジャンプ飛びたくなってきたぁあ」などとエレメンツ練習を始めることがありません。
ゆえに、アイスダンスをやるとスケーティング練習をやらなければいけない状況に自らを追い込むことが出来ます。
・・・
アイスダンスは、スケーティングが伸びるだけでなく、他にも様々なメリットがありますので、それはまた次回に書きたいと思います。
(今、沖縄に向かう飛行機の中で書いて、間も無く着陸だそうです。楽しみでワクワクしてます。)
それでは、また明日。
【メモ】トーループのアドバイスまとめ
本当は25センチなのに、「靴のサイズは?」って聞かれると咄嗟に「26です!」と答えてしまうカジタです。ゆるく履くのが好きって自分に言い聞かせています。
さて。
一昨日、昨日と1F+2Tの動画をツイッターに上げたら、たくさんの方からアドバイスを頂きました。本当にありがとうございます。
皆さんが、すごく丁寧に教えてくださったおかげで自分なりにトーループの理解が深まったと思います。そこでせっかくなので、トーループのアドバイスを共有したいと思いました。
尚、トーループが飛ばなくて泣いていた僕がまとめたものなので、間違っているところも多いと思います。もし、何か気付かれたらまた教えてくださると嬉しいです。(物覚えが悪い子でゴメンね。)
◯軌道が急すぎる、巻き込みすぎ
これが一番あったご指摘ですが、モホーク前後で体が入り込み、フリップを降りた後の軌跡が直線的になってないために、トーループが飛びにくいということです。
やっぱり、トーループというのはサルコーなどと違って直線的な軌道から上がらないと体を巻き込みすぎて飛べないようです。
◯またいでる
これもほぼ全員の方に言われました。
「またいでる」
学生スケーターの方なら耳にタコが出来るほど聞いた言葉ですね。そもそも「またいでる」という状態をまだ完璧に理解してない僕ですが、またいでるを定義すると、本来スケーティングレッグ(トーループなら右足)の描く軌跡の方向に向かって飛び上がるところを、「左腕を止めきれない」「トーをつく位置が浅い」等の理由で、本来の軌跡を外れ膨らんで飛び上がってしまう現象です。これをしてしまうと軸は作れないし、ジャンプが安定しないため、踏んだり蹴ったりです。
◯肩が先に回っている
これは、またいでいることに付随した問題ですが、飛び上がる前は左腕が前、右腕が横に伸びた姿勢になってないといけないのに、先に左肩を回してしまい、その姿勢が崩れているというものです。回ろうとするあまり、体が無意識に回ってきてしまうというあるあるな悩みなのですが、これをしてしまうと飛び上がる前に回転のためのねじりを消費してしまうため、空中で上手く回転できません。
回転するために、回転しようとしない。
なんだか、人生の真理を説かれてる気分ですね。
◯トーをつく位置が浅い
これもまたぎに付随した問題です。これについては賛否両論あると思いますが、僕の場合、右足で描いてきたトレースより少し内側にトーをつくという結論に至りました。
これは下の動画を見てもらうと分かると思うのですが、トーループは右足の振り上げを必要とします。そのため、トーを右足のトレース上に置いてしまうと右足を振り上げるスペースを自分の左足でふさいでしまうことになると思いました。
◯右足に重心がない
アドバイスをまとめるにあたり、トーループを跳ぶ時は、右足にずっと体重を預けているイメージの方が多いと感じました。そして、重心が移ったとしても飛び上がってからの半回転〜1回転目の間くらいなようです。
また、アドバイスとして、跳び上がった後にトーをついた左足に対して、右足を引き寄せる操作をするというのがありました。
つまり、感覚として右足に最後まで体重を預けて、跳び上がった後も右足の操作に意識を持っていくことが大切なのかなと思いました。
◯トーをつく左膝が曲がってる
これも多くの人にご指摘頂いたのですが、トーループのトーはコンパスの針のような役目だそうです。
右足に重心はあるものの、左足を中心に回転を作っていくため、その左足が曲がっていると上手く回転が生まれません。トーは突き刺すのでなく、引っかけるようなイメージで使うと良いようです。
・・・
今回、本当に多くの方にアドバイスを頂き、トーループの理解が深まり、自分としても上手くなっていってる気がします。(降りてもないのに調子乗ってすみません。)
中には、わざわざ長文を打ってくれたり、動画のURLを送ってくださる方もいて、本当に感謝してもしきれないです。(ほんっとうにありがとうございます!!!!)
今回のご恩は2Tをもって返させて頂きたいと思います。。
それでは、また明日。