【練習方法】片足滑走のいろは
今日、散髪をしてスッキリしたカジタです。僕はファッションとかにあまり興味がないのですが、もうすぐ社会人なので気を使わなきゃなぁと思ってます。。
さて。
前回のストロークの記事に続き、今回も初心者の方にむけて、「片足滑走の始め方」について書いて行きたいと思います。
フィギュアスケートを始めて、少しすると「簡単に見えたけど、片足で滑ってる人すげぇ」ってなるのはあるあるだと思います。
片足で滑る行為には、僕の考えるスケートの三大基礎である
・前向きの時はかかとに、後ろ向きの時は足指の付け根に重心を置く
・肩、腰、足、エッジが直線になるように背筋を伸ばす
・フリーレッグ(氷に着いてない足)はトレース(自分が描いている軌跡)に置く
を正しく行う必要があり、これらは一朝一夕では身に付き辛いと思います。逆に言うと、この片足滑走をマスターすることは、カッコいいフィギュアススケーターになる第一歩だと思うので、是非、上の3項目を意識しながら練習してみてください。
では、具体的に練習するにあたって気をつけるポイントをお話しします。
そもそも片足滑走の練習は
1、勢いをつける
2、両足を揃えて滑る
3、片足を上げる
4、片足滑走の状態をキープする
という4つの工程があります。
僕が思うに、始めて練習される方は「片足滑走の状態をキープすること」に意識がいってしまい、まるでバランスを保つゲームのようになってしまっていると思います。。
個人的には、以下の2つを意識すると上達が早いのかなと思います。
・両足を揃えて、真っ直ぐ滑れるようになってから片足を上げる
・足を上げる時にスケーティングレッグ(滑り続ける足)に沿わせるようにする
◯両足滑走の注意点
まず、初心者の方によくあるのが、両足で滑る段階で足と足が離れていること。
足と足が完全にくっついていない(肩幅くらいのままで両足滑走をしている)と足を上げた段階で肩、腰、足、エッジの直線が出来ておらず、すぐに両足を着いてしまうと思います。
なので、まずは靴と靴をピッタリくっつけるように意識してください。
次にエッジがフラット(氷に対して垂直)になっておらず、右足だけインに倒れたり、左足だけ前に出たりします。これは、日頃の姿勢の歪みから来てると思うので、人に見てもらって自分の癖を知り、意識して直しましょう。
(僕はスケートを始めて、家族から「姿勢が良くなったね」と言われました。)
◯足を上げる時の注意点
まず、言いたいことは、スケート靴はとても重たいものです。
片足で約2キロあるそうです。
子猫と同じくらいです。
なので、せっかく両足で安定して滑れるようになっても、無闇に足を上げると、靴の重さにつられて重心がズレてしまうことがあります。
特に安定して長く滑ることを目的としている片足滑走では、なるべく重心が前後にズレないようにするべきなので、エッジを氷と並行にしたまま、スケーティングレッグ(氷に着いている足)に沿わせるように上げた方がやりやすくなると思います。
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片足滑走はフィギュアスケートの基礎であり、とても奥が深いと思います。初心者の方はまず、両足で安定してから足を少しだけ上げるように練習してみてほしいです。(転んでしまってフィギュアスケートを嫌いにならないで下さい。。)
それでは、また明日。