学生スケーターのメモ

大学生からフィギュアスケートを始めた僕の雑多ブログ。初心者から中級車向けの練習方法やフィギュアスケートへの思いを語っています。

【練習方法】基礎練の内容について



明日の基礎練の仕切りをやることになったカジタです。基礎練とは、スケーティングの向上を目的にした地味な練習のことです。。




さて。今回はいつもと少し趣旨を変えて、僕の主催する基礎練の内容について書こうと思います。


今回の記事の中で、僕は、基礎練を企画する時は、練習と練習の間のつながりをイメージすることが大切であると伝えたいです。

少し意識高い系な発言になりますが、練習とはあくまで手段です。なので、知っている練習をただ羅列するのでなく、なにか目的を立てた時に、それに合った練習を計画する方が、基礎練後の上達が上手くいくと思います。(自主練の際も、目的を持って練習すると効果が上がると思うよ!)


そして、今回の基礎練は、前回の記事で詳しく説明した片足滑走と、スイングロール、クロスロールを軸に組み立てています。


それは、1年生に必要な「正しい重心の位置を知る」「アウトエッジに乗る」「クロスの二の足でプッシュ出来るようになる」という3つの要素が上手く含まれると思うからであり、この3つの目的から逆算した時に、片足滑走、スイングロール、クロスロールという練習が合っていると思ったので、この3つをマスターすることを頭に入れながら練習してほしいです。



そして、本当は、片足滑走のように、スイングロールとクロスロールもステップ別に詳しく書いていきたいのですが、もうすぐ合宿が始まってしまうので、簡略版を書いていきます。すみません。


◯スイングロール


スイングロールは、「アウトエッジに上手く乗れるようになる」ことを目的としてるので、その練習群として、


ひょうたん(スネークの時に勢いをつけれるようにする)

スネーク(アウトエッジに乗る感覚を掴む)

スイングロール(上体を操作できるくらい正しくアウトエッジに乗る)


という3つの練習をつなげて練習していきます。



ひょうたん


今回の練習の流れにおいて、ひょうたんでは、「力強く押して最高速度になる」ことを意識します。そのために、腰を折ったり、前のめりにならず、氷に対して下方向に力強くプッシュすることを意識してください。


スネーク


ひょうたんで練習したプッシュの仕方を元に、半円を描き切ることを意識してください。半円を描くため、スネークを始める時は進行方向に対して体が垂直になっていることを逐一確認してください。ここが疎かになるとフラット気味にスネークをすることになり、最終目標である「アウトエッジに上手く乗る」ことが達成されません。


また、1年生はアウトエッジに乗るという感覚があまりないと思うので、「体を円の中心に向かって倒して、内側の足に全体重を預ける」という意識を持つと良いと思います。



スイングロール


ここでお待ちかねのスイングロールです。スイングロールでは、スネークと同様に蹴り出す際に進行方向に対して垂直に体を持っていきます。その後、足をスイングするのですが、この時にスイングする足に意識を持っていくのでなく、あくまでアウトエッジに乗ることを意識してください。


そして、ある程度エッジに乗れるようになったら、足先を氷に向けないことを意識してください。これは足先を横方向に伸ばすことで骨盤が落ちることがなく、伸びやかにアウトエッジに乗れるようにするという要素があります。



◯クロスロール


クロスロールは「二の足で押す感覚を掴む」ことを目的としているので、その練習群として、


両足スネーク(インで押す感覚を掴む)

クロスロール(インで長く押せるようになる)


という2つを行います。



両足スネーク


二の足で押すには何より膝を曲げることが大切です。なので、なによりも膝を曲げることを意識してください。

そして、両足スネークは、外側のアウトエッジで押せるため「足を揃えただけのスネーク」にならないように内側のインエッジで押すことを大切にしてください。

また両足スネークを上手くするポイントは2つあると思っていて、それは「足を完全に閉じること」と「リズムに合わせて膝を曲げること」です。


足を完全に閉じることに関しては上記の内側の足で押せるようになるための枷です。リズムに合わせるというのは、その方が膝をより曲げやすくなるというメリットがあります。



クロスロール


二の足で押せないとクロスロールでスピードが出ません。そのため、クロスロールの練習は二の足で押せているかの確認になります。両足スネークと同じようにこれも「膝をしっかり曲げて、氷を掴みながらプッシュする」というイメージを持ってください。



・・・

急いで書いたので、拙い文章ではありますが、是非、上記のことを意識しながら練習してみてください!



それでは、また明日。