学生スケーターのメモ

大学生からフィギュアスケートを始めた僕の雑多ブログ。初心者から中級車向けの練習方法やフィギュアスケートへの思いを語っています。

【練習方法】初心者向けキャメルスピンの練習方法




「金欠だぁ」ではなく、「金が、、無いッ‼︎」レベルでお金に困ってるカジタです。早くパトロンを見つけたい今日この頃です。



さて、今回は短くなりますが、多くの学生スケーターの課題であるキャメルスピンについて話したいと思います。こう見えて、キャメルスピンは2年の頃から得意だったので、お役に立てると思います。(今回は「初めて練習するよ!」レベルの内容なので予めご了承ください)



キャメルスピンの練習を始めよう!と思った時、僕の場合、3つのステップを踏むので、今回はその順番に沿って説明していきます。




まず最初のステップとしてやることは、氷上で壁を持ちながらキャメル姿勢を作ってみることです。



キャメル姿勢の際に気をつけることは明日の記事に回しますが(きっと書きます。)、この練習は陸上ではなく、氷上でやることをオススメします。


理由は2つあって、ひとつは靴を履いている分の重みを考慮して姿勢作りの練習が出来ること。もうひとつは、トーに引っかからない位置が体感として分かるからです。


是非、氷上でキャメル姿勢を取ってみてください。




次のステップでは、深い膝の曲げを意識したアップライトスピンを行います。


僕は、キャメルスピンを5回転させるのに、最も重要なことは、スピンのエントリーだと思います。(個人的にはエントリーを制するものがスピンを制すると思ってます。。)


そして、キャメルスピンの理想的なエントリーは「膝を使い横向きの力を全て回転力に変化させるエントリー」だと思います。上手い人のキャメルスピンを見ると綺麗に渦巻き状にエントリーが行われ、渦の中心に入ったところで、膝や身体を一気に張っています。



そして僕は、ありがたいことに「キャメルスピンを見てください!」と言われることがありますが、多くの人がエントリーの段階に問題を抱えているなと思います。その問題とは、「エントリーの前後で上手く膝が使えておらず、オープン姿勢で膝が曲がったままであることです。


従って、一度アップライトスピンでスピンのエントリーの練習をするのが大事かなと思ってます。その際、オープン姿勢で膝を思いっきり伸ばすことを意識してみて下さい。



上の2つをやった最後のステップは、上手い人のキャメルスピンをイメージしながらキャメルスピンをやってみることです。


これは、実際にやらなきゃ分からない部分があると思うので、見よう見まねでやってみるという、なんとも当たり前な練習です。


ただ、大事な要素として、上手い人のキャメルスピンを頭の中でイメージすることがあります。


これは僕もよくやるのですが、上手い人に目の前でやってもらって、同じ軌跡、同じ位置からその人と全く同じを動きをするように練習します。この際、無理に言語化しないことが大事だと思っていて、それは、フィギュアスケートという普段の動きとかけ離れた行為において、僕のような初心者には注意すべき点があまりに多すぎて、人間が意識できる限界を超えてしまうと思うからです。


また、何度も僕のブログで書いた通り、フィギュアスケートは力の釣り合いが大事なため、ひとつのポイントのみを意識するとかえって上手くいかない時があると思います。

具体例を挙げると「腕を思いっきり回す」というポイントのみを言語化し、意識してしまうと「足を後ろに引っ張る」というポイントを忘れてしまい、キャメル姿勢が崩れることがあるのです。


言語化は練習にとても有効な手段ですがキャメルスピンという複雑な技を初めてチャレンジする場合は向いていないと思います。



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ということで、キャメルスピンを初めて練習しよう!と思うなら、氷上でキャメル姿勢を練習して、アップライトでスピンのエントリーを練習してから、上手い人をお手本に実際にトライしてみるのがオススメ!という記事でした。


それでは、また明日。